命を守る、トイレの力:サンコーが目指す防災への挑戦 - その1
防災について考えました。
能登半島地震(2024年1月1日)における避難所のトイレ問題
能登半島地震 被災地の現実と課題
Q: 能登半島地震に訪問し、最も印象に残ったことは何ですか?
⇑半島訪問について語る出口開発部長
【出口開発部長】能登半島地震の現場を直接調査し、衝撃的な光景を目の当たりにしました。
避難所では、機能しないトイレにより、排泄物が山積みになる非人道的な状況が続いていたのです。
特に印象的だったのは、避難所スタッフが他人の排泄物を手作業で運び、段ボールに詰める姿でした。
この経験を通じて、トイレは単なる設備ではなく、人間の尊厳に直結する、命を支える重要なインフラであることを痛感しました。
携帯トイレの使用方法が分からない高齢者、使いにくい仮設トイレに不安を感じる被災者。
これらの課題は、実際に被災地に訪問して直面した現実でした。
⇑能登半島現地訪問時の仮設トイレ
発災直後の1月4日、我々は約26万回分の携帯トイレを提供し、深夜2時には能登の支援拠点に物資を届けました。経済産業省および日本トイレ協会と連携し、
緊急時にすぐに対応できるように社内体制を強化しております。
「現場を見なければ、本当の課題は見えてこない」。この経験は、サンコーの防災への取り組みをさらに深化させる決定的な瞬間となりました。
現在、私たちは単に防災トイレ製品を提供するだけでなく、災害時に真に役立つソリューションを追求しています。備蓄の重要性、適切な使用方法、
そして人間の尊厳を守ることの大切さ。これらすべてを包括的に考えることが重要だと考えています。
「その1」では、
●能登半島地震における避難所のトイレ問題 についてでした。
私たち株式会社サンコーは、
和歌山県海南市に本社があり、40年以上にわたり防災トイレの開発に携わってきました。いつ起こるかわからない災害ですが、昨年には南海トラフ地震の発生リスクも高まる報道があり、防災に対する危機感や使命感は並々ならぬものがあります。本記事では、角谷太基社長、中西取締役、出口開発部長にインタビューを行い、能登半島地震の教訓や防災トイレの重要性、そして企業の社会的使命についてお話しします。
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